CRETION YEARS RAMONES BOSTON ENCORE IS THIS MUSIC?
a TFC TRIBUTE
    ボストン1976年の1st。アメリカン・プログレとも言われていますが最初ボストンを聴いた時の僕の印象は初期イーグルスやラズベリーズの曲をダイナミックにスペイシーに仕上げたって感じでした。要はメロディが僕好みだった。#1「more than a feeling」。ニルヴァーナのあの曲のあのリフがこの曲のパクリだなんて噂も有名な名曲。ハリがあって透明感のある声もイイ。キレの良いギターから始まる#2「peace of mind」は初期のイーグルス、ドゥービーブラザーズをビルドアップしたかのような曲。僕的にはラズベリーズのロックでポップなメロディにも通じるので◎です。H/Rなギターソロはどの曲にも入っていますが、まさにH/R(アメリカン・プログレ)と呼べるのは#3「foreplay/long time」の前半のインストforeplay。続けて流れるlong timeもナキのギターソロが繋ぎでプログレ風味ですが始まればメロディやハンドクラップやギターカッティング、ポップなコーラスはウエストコーストな香り。#4「rock & roll band」はその名の通りのロック#。サビのパワーフックが効きます。#5「smokin'」もブギーでノリノリな#。途中のギーボード・ソロは第一期ディープパープルみたいだな。ここからラスト3曲が最高です。まず#6「hitch a ride」はアコースティックで優しいメロディがとにかく大好きで、ギターの音色がブライアン・メイみたいなのでクイーンぽくもある。#7「something about you」も大好きな曲。一気にギターが鳴り畳み掛けてくるメロディラインが◎。Aメロ→Bメロ→サビが無理なく流れていく展開は全体がフックだ。ラスト#8「let me take you home tonight」はまた南部アメリカンの雰囲気が戻ってくる。ボストンには珍しいヴォーカル曲とも言えます。グランド・ファンク・レイルロード「closer to home」的かも。最後は軽快に盛り上がる。それにしてもパソコンの無い時代に1人でここまで仕上げたトム・シュルツは天才だ。